新規の8コストジャイアントが出ました。
うちのブログでも度々水自然ジャイアントの話をしているなど思い入れの強い種族なのでカジュアル勢なりに考察をしていきたい。
まず強いのか
正直微妙。
デッキに入れるのも面白そうだけど、少なくともこれの登場でジャイアントに何か革命が起きることは無いはず。
ただ、剛撃聖霊シェバ・エリクシアがいると出来る強い動きもいくつかある。
長所
デカいブロッカー
実はジャイアントデッキは「デカさが強さ!ジャイアント!」と双竜戦記で謳っていたわりに全体のパワーが低い。革命チェンジ持ちゴルファンタジスタ2種がそれぞれ12000と13000、たまに採用されている終の怒流牙ドルゲユキムラでようやく17000といった具合だ。
この絶妙に低いパワーのせいで殴り返されることが少なくなかったため、18000のブロッカーはありがたい。
打点に関しても、折角の3打点の終の怒流牙ドルゲユキムラがジャストダイバーから進化してダイレクトアタック要因にするために活かせなかったりするので、ジャイアント的にはQブレイカーは嬉しい。
出た時効果の展開
出た時に7以下になるようにクリーチャーを展開できるため、超重竜ゴルファンタジスタを出してさらにチアスカーレットアカネや五番龍レイクポーチャー ParZeroなどを出したり、メタクリーチャーを並べたり様々な展開が出来る。
哀樹神官グリッファと小型を出してハイパー化させたり等、ジャイアントの強力な5コストクリーチャー+αの展開も強そうだ。
バラバラエティの除去耐性
まずジャイアントは小型から大型まで充実しているためバラバラエティが発動しやすい。出た時能力でメタクリーチャーでも並べればすぐに達成して、並べたメタに除去耐性が付くのが強い。破壊は防げないので過信は禁物だが、最後の詰めに1体立てるだけでも勝ちの確率がグッと高まるはず。
短所
手札に来ると弱い多色
上記のように長所はそこそこあるのにジャイアント強化かどうかは微妙という評価を下した理由の9割はここにある。
単純にこれを引いたときに腐るのでマナに置かざるを得ないのに、多色なのでマナに置きづらい。
魔覇革命以降で「メクレイドで出したい大型が手札に来ても腐らないように革命チェンジを持たせる」という形でこの問題を解決したのに、剛撃聖霊シェバ・エリクシアは魔覇革命前の旧態依然のジャイアントに逆戻りしたカードになっているのだ。
なんなら何故か光文明を含んでいるため、マナが潤沢にあっても光マナが無くて場に出せないパターンすらあるため、単純にデカいだけのジャイアントより採用に気を遣わないといけない。
怒流牙サイゾウミストを採用して光マナを出す?手札に抱えないと使えないカードをマナに置く前提なのでもう破綻しているし、そもそも7マナ溜まる前に大抵殴りきられるため手札に来ても腐る。そんなカードをわざわざ採用してこの短所を解消した気にはなりたくない。
バラバラエティの除去耐性の弊害
破壊以外の方法で離れないため、ジャイアントの主な展開手段である革命チェンジとチアスカーレットアカネのメクレイドが出来なくなる。
ただ、剛撃聖霊シェバ・エリクシアがいてかつバラバラエティを達成しているほどに盤面を制圧出来ているなら出来なくなっても勝てそうではあるので1個目の短所ほど悲観的には見ていない。まだ邪眼の魔法陣の方が理性的。
総評
1枚オシャレ枠として入れたら面白そう。少なくともジャイアントデッキではそれ以上の強さを出せないと思う。
ただ、ジャイアント以外のデッキではヘブンズ・ゲートからコンボするファンデッキ等色々遊べそうなので取り敢えず数枚は確保しようと思います。
【新カード】剛撃聖霊シェバ・エリクシアはジャイアント強化なのか?はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.