タイトルの通りです。
大学の授業でのプレゼンで見辛いスライドばっかり見せられてムカつくので憂さ晴らしにスライド作成の方法を書いておきます。ムカつくから。
そもそもなんでスライドをちゃんと作る必要があるの?
ちゃんと作ったらそれだけで良い発表だったと錯覚させることが出来るから。
スライドさえちゃんと作れば、あなたがどんなにプレゼン中に詰まっても、緊張して棒読みになったとしても、何故か聴衆は良いと思ってしまう。
発表で伝える内容自体はどれだけスライドを凝っても変わらないけど、伝わりやすさや説得力は凝り次第でいくらでも盛ることが出来るのだ。
ある意味では詐欺だ。これから僕が教える方法は聴衆を騙す方法だ。タイトルにも書いてある通り。
しかもその方法は僕の真似さえすれば誰でも出来るしアイデア次第で応用も効く。絶対に役に立つから一人前のスライドポチポチャーになるためにもしっかり見ろよ。
(スライドポチポチャーとは…スライドを作ったり発表したりしながら、スライドを進めるためにポチポチする人物のこと。)
事前準備
・スライドのサイズの調整
まずはデザインのユーザー設定のところのスライドのサイズの所からスライドの縦横比を調整する。
スライドを映す環境によっては左右に空きが出来てしまうことがあるためここから直していく。
設定はワイド画面と標準の2種類。
横に広いワイド画面はパソコンやモニターなど、標準はプロジェクターなどに向いている。
細かな差はあるため、実際に発表環境を下見してから適切なサイズ比に設定するようにしよう。
・デザイン設定でスライドのデザイン決め
次はスライドのデザインを決めよう。
被りとかも考えると出来れば自作はしたいけどテンプレで十分なので取り敢えずデザインのテーマから適当にそれっぽいものを選ぼう。どんなに選んだのがダサくても真っ白よりかは遥かにマシだ。
スライド作成開始
・タイトル画面
タイトル文字はとにかく大きめに。
タイトルが2行以上に分かれる場合は分かれる箇所に違和感が産まれないように注意しよう。
下の書くところには発表者の名前、学校でのプレゼンなら学年やクラス、出席番号など、大学でのプレゼンなら学部や学科などを記入する。
もし何かの団体として発表する場合は団体名を書こう。
・スライド本文記入
いよいよここから発表内容をスライドに落とし込んでいく。
挿入の図形から四角形:角を丸くするを選択すれば、図形を挿入出来る。
出来た図形をいい感じに幅を調節し、スライドの真ん中にいくつか配置しよう。
この時、赤い点線のガイドラインが表示されるため、その線に従って配置すると綺麗に並べることが出来る。
あとは上のタイトルに話題、配置した図形をテキストボックス代わりにその話題で伝えたい内容を箇条書きで書いてみよう。
これだけでもシンプルで見やすいスライドになって来たのではないだろうか。
あとはスライドの文字を全体的に大きくすればより見やすくなる。
画像の例では更なるちょっとしたテクニックとして、図形内の文章の助詞を少しだけ小さくして視認性を高めている。
ここで絶対にやってはいけないことは、原稿をそのままスライドにコピペしカンニングペーパーかのように仕上げることだ。
一目見ると分かると思うが本当に見辛い。見辛い上にこういうスライドを平気な顔で持ってくる奴が多すぎる。やめろ今すぐ。
1枚のスライドに納められる文章量は、基本はタイトル含め4行、最大でも5行が限度ということを肝に銘じて欲しい。
・図形で分かりやすく
飽きの来ないスライドにするためには図や画像などを使うのが手っ取り早い。上記の画像では何かの研究の発表でデータを示す場面を想定して、挿入の図形のところから円を選択し円グラフを使用した。
強調したい数値のフォントサイズを大きくすれば、画像の通り身の回りに見づらいスライドを見せつけてくる人間が多いことを簡単に示すことも出来る。
また、この手のスライドに使う画像素材としていらすとやの画像を使う人が多いが、ハッキリ言っておススメしない。絵のタッチとPowerPoint内にあるスライドデザインのテンプレが全く合わないためだ。
挿入のアイコンから素材を挿入したり、ICOOON MONOなどの雰囲気に合う素材を見つけるようにしよう。
最後に
だいたいこれだけやれば最低限の出来にはなるはず。本当は画面切り替えとかアニメーションも教えたいところだが、最悪無くても良いので省いた。
逆に言えばこの記事に書かれていることは、本当に見るに堪えうる最低限であるということなので、もしスライドをちゃんと作りたいというのなら大いに参考にして欲しい。
また、これはあくまで僕のやり方なので、違うなとか合わないなとか思うかもしれないが、それは思想が違うだけなのでどうしようもない。納得できるところだけ参考にしよう。
最後に、僕もスライド作成を勉強中の身のため、もし他のスライド作成のコツをご存じの方がいたらコメントいただけると嬉しいです。
すべては聴衆にストレスを与えない発表のため。