ソリテス・パラドックス、チェリー・ピッキング、スリーパー効果、賢馬ハンス効果、バーナム効果にダニング＝クルーガー効果など…あなたはこれらの認知バイアスをどれだけ知っているだろうか？
もし知らないものが1つでもあるのなら、その効果を悪用されて騙されてしまうかもしれません。
そんな認知バイアスを広く浅く知れる本がこの認知バイアス事典。
買ったきっかけは本と帯の色合い。こういう青緑と茶色の組み合わせ大好き。
どういう本なの？
タイトルの通り、認知バイアスについて解説されている本。偏見や先入観などがどのように生じるのかが詳しく載っている。
認知バイアスへの論理学的アプローチ、認知科学的アプローチ、社会心理学的アプローチの3部構成となっており、それぞれ20項目ずつあるため60項目の認知バイアスについて図やイラスト付きで分かりやすく知ることが出来る。
知ってどうするの？
認知バイアスなんて知ってどうするんだ。なんて思うかも知れないが、結論から言うと知ったから今すぐ何かに役立つということは一切無い。
何故ならこの本に載っている内容は生活に直接役立つtipsではなく、将来自分に襲い掛かってくるかもしれない、詐欺や思い込みから身を守るための防衛術であるからだ。
どんなに凄いマジックでも、タネさえ分かれば冷静に分析することが出来るように、詐欺の手口、思い込みや勘違いが起こりやすいタイミングなどを熟知しておくことで自分でそれを改めて防止することが出来るようになるのだ。
新品で1,800円。簡単で読みやすくおすすめなので是非。
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